地名紹介 淮南(淮南東路・淮南西路)
りんわいしゅう
臨淮州
臨淮県のことか。北宋の淮南東路・泗州の属県。現在の江蘇省宿遷市泗洪県。
東京を追放になったごろつき時代の高キュウが身を寄せていた場所(第2回)。
ごうしゅう
濠州
北宋の淮南西路に属す。現在の安徽省ジョ州市鳳陽県。管内に定遠県がある。
生辰綱強奪の際、晁蓋ら七人は濠州の行商人を装った(第16、18回)。
ていえんけん
定遠県
濠州の属県。現在の安徽省ジョ州市定遠県。
神機軍師・朱武の出身地(第2回)。
けいようれい
掲陽嶺
北宋の淮南西路管内。潯陽江を挟んで江州の対岸にある山。混江竜・李俊、催命判官・李立のなわばりで、麓に李立の営む居酒屋がある。「掲陽嶺に 宋江 李俊と逢う」の舞台。
江州へ配流途中の宋江と護送役人は、途中で掲陽嶺の李立の店に立ち寄り、痺れ薬入りの酒の飲まされ殺されそうになったが、通りがかった李俊がこの罪人が山東の及時雨宋江であることを知り、宋江の命を救った(第36回)。
けいようちん
掲陽鎮
北宋の淮南西路管内。江州の対岸、潯陽江のほとりにある町。没遮ラン・穆弘、小遮ラン・穆春のなわばりで、二人は町をとりしきっている。穆兄弟の父・穆太公の屋敷がある。「没遮ラン 及時雨を追カンす」の舞台。
江州へ配流途中の宋江は、掲陽鎮で旅商人の薛永に金を恵んでやる。町で勝手な真似をされた穆春は二人を町から追い出し、辱めを受けた仕返しをしようとしたが、罪人が山東の及時雨宋江であることを知り、交友を深めた(第37回)。江州での騒動の後、宋江一行らは、一旦穆太公の屋敷に立ち寄った(第41回)。
ろしゅう
廬州
北宋の淮南西路に属す。現在の安徽省合肥市(省都)。
混江竜・李俊の出身地(第36回)。
むいぐん
無為軍
北宋の淮南西路に属す。現在の安徽省巣湖市無為県。城内に黄文炳、黄文ヨウの屋敷がある。『水滸伝』では、江州の川向かいにある田舎町という設定だが、実際は少し距離が離れている。「宋江 無為軍を智取す」の舞台。
無為軍の退職した通判の黄文炳は、たびたび潯陽江を渡って、江州の蔡九知府の元に通って取り入っていた(第39回)。江州で服役中に黄文炳に陥れられて、処刑されそうになった宋江は、梁山泊の好漢たちに助け出されると、復讐のために無為軍を襲って黄文炳の屋敷を焼き払い、仲間と共に黄文炳を捉えて、これを殺した(第41回)。
こうもんざん
黄門山
詳細位置不明。
摩雲金翅・欧鵬、神算子・蒋敬、鉄笛仙・馬麟、九尾亀・陶宗旺の四人の山賊の頭目が四・五百の手下と共に山寨を構えている。四人は、江州から引き上げてくる梁山泊一行に出くわしこれをもてなす。そのまま意気投合し、四人は山寨を棄てて手下たちと共に梁山泊に仲間入りした(第41回)。
こうしゅう
黄州
北宋の淮南西路に属す。現在の湖北省黄岡市。
摩雲金翅・欧鵬の出身地(第41回)。
こうしゅう
光州
北宋の淮南西路に属す。現在の河南省信陽市横川県。
九尾亀・陶宗旺の出身地(第41回)。