好漢紹介



六尺以上身材
二十四五年紀
三牙掩口細髯
十分腰細膀闊
帶一頂木瓜心攅頂頭巾
穿一領銀絲紗團領白衫
繋一條蜘蛛斑紅線壓腰
着一雙土黄皮油膀胛靴
腦後一對挨獸金環
護項一枚香羅手帕
腰間斜插名人扇
鬢畔常簪四季花
   てんこうせい ろうし えんせい
 天巧星 浪子 燕青

 北京の盧俊義の家の下男。北京の出身。登場時24、5歳。兄弟順は一番目で燕小乙とも呼ばれる。幼い頃に両親を亡くし盧俊義の家で育てられた。色白で、全身に美しい刺青がある。身の丈六尺以上、三牙の細い髯を生やし、腰は細く、肩は広い。機知に富み、音曲・歌舞・方言・相撲などあらゆる事に精通し、あだ名は浪子(風流人)。弩の使い手で百発百中の腕前。盧俊義のお気に入りの腹心。

 首領晁蓋を失った梁山泊は、北京の盧俊義を首領として山寨へ迎えるべく策を施し、盧俊義は梁山泊に誘い出されて軟禁される。北京で留守を預かった燕青は主人がなかなか戻らないのを怪しんだが、盧俊義に同行した下男の李固が先に帰ってきて「盧俊義は梁山泊の仲間になった」という。そのうち李固は盧俊義の妻の賈氏と結ばれ、燕青を追放して盧家の家財をのっとってしまった。

 数ヶ月の後、盧俊義は解放され北京に戻ってくる。城外に追放されていた燕青は盧俊義の帰りを待ち受け、城内へ戻ると危険であると訴える。しかし諫めを聞かない盧俊義は、そのまま家へ戻ったところ、梁山泊との密通しているとの罪で逮捕されてしまう。盧俊義は流罪となり、沙門島への配流途中に護送役人の董超・薛覇らに殺されそうになるが、燕青は短箭を放って護送役人を射殺し、盧俊義を救い出した。燕青が梁山泊へ事を知らせに行っている間に、盧俊義は再度逮捕されてしまう。燕青は旅の途中、梁山泊の好漢、楊雄・石秀にめぐり逢い事の次第を告げ救いを求めた。その後、梁山泊軍により北京が攻め落とされ、盧俊義が救い出されると、共に梁山泊に仲間入りした。

 入山後は盧俊義に従って歩兵軍の頭領として戦う。曽頭市戦、東昌府の戦いに参加。東昌府戦では、敵将丁得孫の乗る馬の蹄を弩で居抜き落馬させ、味方を援護した。

 梁山泊での席次は第36位、歩兵の頭領十員のひとり。



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