好漢紹介
兩臂雕青鐫嫩玉
頭巾環眼嵌玲瓏
鬢邊愛插翠芙蓉
背心書劊字
衫串染腥紅
問事廳前逞手段
行刑處刀利如風
微黄面色細眉濃
人稱病關索
好漢是楊雄てんろうせい びょうかんさく ようゆう
天牢星 病関索 楊雄
薊州の押獄節級(牢役人)兼首斬り役人。河南の人。登場時29歳。両眉は鬢に届くほどで、切れ長の眼、ひげはまばら、顔は薄黄色く、武芸に秀で、あだ名は病関索。堂々たる風貌で全身に刺青がある。妻は潘巧雲。従兄が、薊州の知府に任じられるとともに薊州に住みつき、首切り役人を務めていた。ある日、処刑を終えて祝儀を持って帰っていると、ちんぴらの張保らに金を貸せと迫られる。楊雄が断るとちんぴらたちは一斉に楊雄に襲いかかり、楊雄を身動きできないようにした。その時、通りがかった薪売りの石秀が、楊雄に加勢しようと割ってはいる。二人は張保らを懲らしめて追い返した。意気投合した楊雄と石秀は義兄弟の契りを結ぶことになり、石秀が流浪の身であったため、楊雄は自分の家に住まわせ、舅の潘公と肉屋を営ませることにした。
楊雄は妻の潘巧雲を娶ってまだ一年も経っていなかったが、勤めで家を空けることが多く、月に二十日以上泊まり込みの番があった。あきれた妻・潘巧雲は、前夫の法事の日をきっかけに仏僧の裴如海と密通をはじめる。これに気づいた石秀が楊雄に知らせるが、楊雄は信じず逆に石秀を追い出してしまう。石秀は楊雄の身を案じ、証拠を挙げて裴如海を殺害。事実を知らされた楊雄は、妻を翠瓶山に呼び出して自白させて殺害し、石秀とともに逃亡。途中、時遷を仲間に加えて梁山泊へ向かう途中、祝家荘で時遷が盗みを働き捕らえられてしまう。楊雄らは逃げて梁山泊に身を投じた。これがきっかけで梁山泊と祝家荘の争いが始まる。祝家荘の戦いでは祝彪を相手取って戦った。高唐州戦、対呼延灼戦、華州戦、曽頭市戦、北京戦などに参戦。北京戦では、流浪の身の燕青を梁山泊に導き、劉唐と共に北京城内に侵入し王太守の家族を皆殺しにした。
梁山泊での席次は第32位、歩兵軍の頭領。