
世本登州獵戸
生來驍勇英豪
穿山越嶺健如猱
麋鹿見時驚倒
手執蓮花鐵钂
腰懸蒲葉尖刀
豹皮裙子虎筋絛
解氏二難年少 |
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てんこくせい そうびかつ かいほう
天哭星 双尾蝎 解宝
登州城外の山の麓に住む猟師。兄の解珍とともに、登州の猟師の第一人者として認められていた。身の丈は七尺を越え、丸顔で色黒く、両太ももに飛天夜叉の刺青があり、兄の解珍よりも気性が激しい。獣の皮で衣服で身を包み、点鋼叉(はがねのさすまた)を得意とし、双尾蝎と綽名される。兄弟二人暮らしで、両親はすでに無く、妻も娶っていない。孫立と孫新は母方の従兄弟、顧大嫂は父方の従姉。
登州の山に人食い虎が出没するようになり、登州の知府は猟師たちを集め人食い虎を三日以内に仕留めるよう厳命を下した。解珍・解宝は、見事虎を仕留めるが、虎の亡骸は土地の里正・毛大公の屋敷の裏庭に転げ落ちてしまう。毛大公は解珍・解宝をもてなしている間に、虎の亡骸を横取りにして隠してしまう。虎退治の手柄を横取りされた解珍・解宝は、毛大公の屋敷で暴れ回るが、毛大公の息子、毛仲義と彼が呼んだ捕り手役人によって取り押さえられ、役所へ連行される。毛親子は役所に顔が利き、賄賂をばらまいていたため、解珍・解宝は取り調べもないまま投獄されてしまった。
ここの牢番が偶然にも解宝ら兄弟の親類に当たる楽和であった。楽和は、毛大公によって買収された牢役人たちが、解宝らを亡き者にしようとしていることを察し、解宝らの従姉・顧大嫂に助けを求めに行く。顧大嫂と夫の孫新、孫新の兄で登州の兵馬提轄の孫立、そして登雲山の山賊、鄒淵と鄒潤らは解宝らの命を救うために、牢破りを決行。解宝らは見事救い出された。解宝らは、毛大公の屋敷に押し寄せていって一家を皆殺しにして恨みを晴らした。
解宝ら一行は、知己を頼って梁山泊に身を投じる。時に梁山泊軍は祝家荘との戦争のまっただ中。孫立が、祝家荘の武芸師範・欒廷玉と同門の間柄であったことから、一行は偽って祝家荘に身を寄せ、内部から祝家荘を攪乱し、梁山泊を勝利に導いた。梁山泊へ入山後は、歩兵の頭領として活躍。対呼延灼戦、曾頭市戦などに参戦。華州では、呉用らとともに宿大尉一行に扮装し、隙を突いて短刀で賀太守の首を斬った。
梁山泊での席次は第三十五位。歩兵軍の頭領。 |