好漢紹介



身似山中猛虎
性如火上澆油
心雄膽大有機謀
到處逢人搭救
全仗一條桿棒
只憑兩箇拳頭
掀天聲價滿皇州
拚命三郎石秀。
   てんけいせい べんめいさんろう せきしゅう
 天慧星 拚命三郎 石秀

 旅商人。金陵建康府の人。登場時28歳。人がひどい目にあっているのを見ると助けずにはおれない性格で、あだ名はベン命三郎。均整の取れた体格で、槍棒をたしなむ。叔父について馬や羊を売り歩いていたが、叔父に亡くなられ元手をすって、薊州でたきぎ売りをしていた。

 ある日、街で牢役人の楊雄が大勢のちんぴらたちに絡まれているのに出くわす。石秀は中に割って入りちんぴらどもを殴りつけ楊雄に加勢した。その様子を偶然見ていた戴宗と楊林に讃えられ梁山泊への仲間入りを勧められるが、その時はうやむやになった。楊雄がちんぴらどもを追い回して帰ってくると、意気投合した楊雄と石秀は義兄弟の契りを結ぶことになり、石秀が流浪の身であったため、楊雄は自分の家に住まわせ、舅の潘公と肉屋を営ませることにした。

 楊雄は勤めで家を空けることが多くあきれた妻・潘巧雲は、仏僧の裴如海と密通をはじめる。これに気づいた石秀が楊雄に知らせるが、楊雄は信じず逆に石秀を追い出してしまう。石秀は楊雄の身を案じ、証拠を挙げて裴如海を殺害。事実を知らされた楊雄は、妻を翠瓶山に呼び出して自白させて殺害し、石秀とともに逃亡。途中、時遷を仲間に加えて梁山泊へ向かう途中、祝家荘で時遷が盗みを働き捕らえられてしまう。石秀らは逃げて梁山泊に身を投じた。これがきっかけで梁山泊と祝家荘の争いが始まる。

 入山後は歩兵の頭領を勤める。祝家荘戦ではさっそく偵察の役を買って出て、柳の木の抜け道を突き止める。盧俊義が北京にて逮捕され処刑されかけると、居合わせた石秀はひとり楼から飛び降りて、刑場へ乱入し処刑を阻止した。

 梁山泊での席次は第33位、歩兵軍の頭領。



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