好漢紹介


久在華州城外住
出身原是莊農
學成武藝慣心胸
三尖刀似雪
渾赤馬如龍

體掛連環鑌鐵鎧
戰袍風颭猩紅
雕青鐫玉更玲瓏
江湖稱史進
綽號九紋龍
   てんびせい くもんりゅう ししん
 天微星 九紋竜 史進

 華州華陰県史家村の豪農の息子。体中に九つの竜の刺青があり、綽名は九紋竜。登場時の年齢は十八、九歳。家の農事には全く興味を示さず、もっぱら武芸の鍛錬に勤しんでいた。

 史進は武芸の腕には自信を持っていたが、宿を貸した旅人の王進に未熟さを指摘され、打ち負かされる。王進は、逃亡中の東京の八十万禁軍の武芸師範だったのである。史進は王進を引き留めて教えを請い、武芸十八般を身につける。王進が去り、また程なく父の史大公が没すると、史進は家業を継いだ。

 ある時、史進は近隣の小華山の山賊、朱武・陳達・楊春を懲らしめる。しかし彼らが義侠心の持ち主であることを知った史進は彼らと誼を結ぶ。このことが役所にばれ、史進と朱武らの宴席の最中、屋敷は捕り手の役人たちに包囲される。史進は、なおも朱武らとの仁義を重んじ、屋敷を焼き払い、討って出て捕り手役人を斬って逃亡、師の王進を探す旅に出る。

 旅先の渭州で好漢魯達と出会い、意気投合して義兄弟の契りを結ぶ。のち旅先で出家した魯達(魯智深)に再会、力を合わせて瓦罐寺の賊を成敗した。魯智深と別れ旅を続けるが、ついに王進に巡り会うことはかなわず、華陰県に戻り、朱武らを頼っていき小華山の首領の座に着く。

 しばらく物語から姿を消すが、第59回で再登場。良民を苦しめる華州の太守、賀太守を討つために単身突出するが、逆に捕らえられて華州城に投獄される。史進らを仲間に迎えようとしていた梁山泊軍が賀太守を討ち、史進は救い出され小華山の配下とともに梁山泊へ仲間入りする。

 梁山泊へ入山後は、手柄を立てようと茫トウ山討伐戦の先鋒を買って出るが、敵の妖術に苦しみ敗走。また、東平府攻めでは、昔なじみの娼妓、李瑞蘭を頼って城内に潜入するが、通報されて捕らえられ、拷問を受けて投獄されるなど精彩を欠いた。

 梁山泊での席次は第二十三位。騎兵軍八虎将兼先鋒使。

もどる