好漢紹介



黑熊般一身・肉
鐵牛似・體頑皮
交加一字赤黄眉
雙眼赤絲亂繋
怒髮渾如鐵刷
猙獰好似狻猊
天蓬惡殺下雲梯
李逵真勇悍
人號鐵牛兒
   てんさつせい こくせんぷう りき
 天殺星 黒旋風 李逵

 江州の小役人。沂州沂水県百丈村の出身。色が黒く、暴れん坊であだ名は黒旋風。鉄のように頑丈で、牛のように猛々しいことから李鉄牛とも呼ばれていた。二丁の板斧の使い手。逆立つほどの鬚に、赤い眼。戦場では諸肌脱ぎで戦う。故郷の沂州で人を殴り殺し、江州へ流れ着き、戴宗のもとで小役人を務めていた。故郷に老母と兄の李達がいる。

 ある日、料亭で兄貴分の戴宗と共に食事をしていたのは、江州に流されてきた山東の及時雨宋江。李逵は前々から宋江を慕っており、宋江に会うなり平伏して義兄弟の契りを結んだ。宋江に新鮮な魚を食べさせようと、魚問屋に押し入り、親分の張順とケンカになる。宋江がケンカを仲裁し、みなでよしみを結んだ。のち宋江が酔って反詩を書きつけた罪で死刑にされかかると、李逵は単独で死刑場に乱入して刑の執行を阻止し、駆けつけていた梁山泊の好漢たちと力を合わせて宋江を救い出し、そのまま梁山泊に仲間入りした。

 梁山泊に上ってしばらく後、故郷の母親を迎えに沂水県へ向かう。途中、李逵の名をかたる追い剥ぎの李鬼と出くわし、これをを斬り殺す。老母のもとへ帰ると、老母は目を病んで盲目となっていた。兄の李達はかつて人殺しをして家を捨てた李逵を許さず、人を呼びに行く。李逵はいそいで老母を連れて山のふもとへ向かった。途中のどが渇いた母親のために水を汲みに行くが、その隙に母は人食い虎に喰い殺されてしまう。怒り狂った李逵は、四匹の虎を次々に殺し母親を埋葬した。付近の村人たちに虎殺しの英雄と讃えられ歓待されるが、李鬼の妻が李鬼殺しの件を密告すると、庄屋に酒をたっぷりのまされ、気づけば縛られて役所に護送されているところであった。李逵を監視していた仲間の朱貴・朱富の機転により、救い出され梁山泊へと逃げ戻る。

 歩兵の頭領を務め、祝家荘戦では祝竜・祝彪を叩き斬る戦果を挙げるなど勇猛な活躍ぶりだが、それ以外でも何かと行動したがり、誰かについていろんな処に赴いては、その性格から問題を起こす。宋江・呉用の立案で滄州知事の赤子を惨殺し、子守役をしていた朱仝陥れを無理矢理仲間に引き入れようとするが、朱仝に憎まれしばらく柴進の屋敷に滞在することに。柴進と共に高唐州へ赴くが、柴進の叔父の屋敷を奪いに来た、知府の妻の弟の殷天錫を殴り殺し、その為柴進が高唐州に捕らわれてしまう。高唐州知府高廉の妖術を破るため、李逵は戴宗と共に薊州に公孫勝を迎えに行くが、ここでも公孫勝の出立を許さない羅真人を殺そうとして逆に懲らしめられる。易者に化けた呉用について北京の盧俊義邸へ向かったときも禁酒はもちろんしゃべることも許されなかった。

 戦いの度に常に先鋒を買って出ようとするが、その度に宋江に諫められた。凌州戦ではついに命令を無視して勝手に出ていってしまう。途中、気のあった鮑旭・焦挺を仲間に引き入れ、梁山泊本隊が官軍を引きつけている隙に、凌州城に潜入してこれを陥落させた。

 梁山泊での席次は第22位、歩兵軍の頭領。

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