
齒白唇紅雙眼俊
兩眉入鬢常清
細腰寬膀似猿形
能騎乖劣馬
愛放海東青
百歩穿楊神臂健
弓開秋月分明
雕翎箭發迸寒星
人稱小李廣
將種是花榮 |
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てんえいせい しょうりこう かえい
天英星 小李広 花栄
青州清風寨の軍官で武官の知寨(寨の長官)。弓の腕前は漢の李広に喩えられ、綽名は小李広。歯は白く唇は紅く、眼はするどく眉は鬢に届くほど。宋江の旧知。妻に崔氏。
ある時、旧知の宋江が花栄を頼って清風寨を訪れる。宋江は、閻婆惜を殺害し、お尋ね者となって転々としていたが、旧知の花栄の消息を聞きつけ、清風寨を訪れたのだった。花栄は宋江を縁者として家にかくまっていたが、清風寨の知寨・劉高の妻が宋江の正体を見破り、宋江は劉高に捕らえられる。花栄は強引に宋江を助け出すが、今度は青州より派遣されてきた兵馬都監・黄信にだまされて花栄もお尋ね者として捕らえられてしまう。
花栄と宋江は青州に護送されるところを、清風山の山賊・燕順らに救い出される。清風山に身を寄せた宋江・花栄のもとに今度は青州城から兵馬総管の霹靂火秦明が、宋江らを捉えにやってくる。花栄は、秦明を相手取って一歩も引かず、逆に計をもって秦明を陥れ、黄信ともども仲間に加える。一行らは宋江のつてで梁山泊を頼っていくことにする。途中、立ち寄った対影山で争っている呂方と郭盛が一騎打ちで戟の房を絡ませているのを見ると、花栄はふさを矢で射抜いて引き千切った。これに驚いた呂方と郭盛は争いをやめ、一行に仲間入りする。
道中、宋江は父の宋太公が亡くなったとの知らせを受けたため故郷へ戻ることになる。花栄・秦明ら一行は宋江の書いた紹介状を持って梁山泊へ向かい、晁蓋らのもとに身を投じた。入山の宴会の席で晁蓋は花栄の弓の腕前を信じなかったが、その後花栄が予告通り空を飛ぶ群れの三番目の雁の頭を射貫いたことから、花栄は神箭将軍として敬われることとなった。宋江が江州にて囚われの身となると、晁蓋らと共に江州へ乗り込んでいって、処刑間際の宋江を救い出した。
その後は、梁山泊の軍事の中心人物のひとりとして、祝家荘戦、高唐州戦、対呼延灼戦、青州戦、華州戦、芒碭山戦、北京戦、対関勝戦、曽頭市戦、東平府戦、東昌府戦など多くの戦いに参戦した。祝家荘戦では、祝家荘軍の兵の合図である赤い提灯を矢で射抜き敵軍を混乱させた。高唐州戦では、敵の統制官・薛元輝と一騎打ちになり、わざと逃げるように見せかけて振り向きざま矢を放って薛元輝を討ち取った。対呼延灼戦では、先鋒の第三陣を務め彭玘を相手取って戦った。
青州戦では、宋江・呉用と共に敵将・呼延灼をおびき出し、落とし穴に誘い込んだ。その後、投降した呼延灼に着いて青州城へ進入し、暴れ回った。華州戦では、秦明・呼延灼・徐寧らと共に渭河のほとりに伏兵して宿太尉一行を脅し、宿太尉の一行を装ったときは護衛兵に扮し、賀太守のともの兵らに襲いかかって将棋倒しにした。芒碭山戦では、八陣の一角を守った。
北京戦では、初戦では陳達・楊春を率いて戦い、また後林冲と共に馬麟・鄧飛を率いて戦った。対関勝戦では、林冲とともに敵将・郝思文に襲いかかり、これを追い詰めた。曽頭市戦では、秦明・馬麟・鄧飛と共に曽頭市の北の寨を攻め、乱戦の中では曾塗と戦う呂方・郭盛を援護し、曾塗の腕を射貫いて落馬させた。東昌府の戦いでは、林冲と共に龔旺を相手取り、これを生け捕った。
梁山泊での席次は第9位。騎兵軍八虎将兼先鋒使の筆頭。 |